福井の設計事務所アトリエファイブ

デザインのこと

 

 

たまに『得意なデザインは洋風ですか?和風ですか?』と聞かれます。

 

「得意」とか「苦手」はないのですが

 

「しないデザイン」と「したいデザイン」はあります。

 

「しないデザイン」とは、いわゆる「無くすデザイン」です。

 

例えば下図の様な窓回りの場合、袖壁、垂れ壁、巾木、照明の存在を無くします。

 

ただ無くすだけなので簡単ですし、スッキリして素敵な感じになるのですが・・・


before                  after

何故しないかと言うと、理由は計算で答えの出るデザインだからです。

 

無くすだけなので、造形を考えたり、組み合わせたり、生み出す作業がありません、

 

施工的な問題を計算してクリアするだけなので、誰がしても同じ様になりますし、

 

簡単に模倣出来ます、色も無くして、白黒にするなら尚更です。

 

それに、高い性能を保持しようと思うと、かなり費用がかかります。

 

時間も手間も短縮出来ますし、見栄えも良いのですが、

 

『費用対効果が悪く』、『同じ様な建物ばかり』になってしまいます。

 

なので、部分では利用しますが、全体では使うべきではないと思っています。

 

 

後者の「したいデザイン」とは、建物には色々なパーツ、様式、素材、色があります、

 

それら必要な物の造形を考え、色や素材を組み合わせる、

 

「多様を受け入れ、まとめ上げる」考え方です。

 

「創造」と「選択」の連続ですので答えはなく、個性が際立ちますし、

 

構造に優しく、費用対効果の高い、住宅向きの手法だと思います。

 

選択肢が多い為、時間も手間もかかりますが、

 

個人的にはこうして出来上がる、独特な雰囲気に魅力を感じ、 

 

和・洋を問わず、日本らしい美しさを創造したいと思っています。