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【マドリ塾】03|モジュールと敷地


目次


1.モジュールの設定

具体的に間取りを書くには、まずモジュールを決めます。

 

まだ間取り書かないのかよ!

 

ってなりますけど、重要なのでしっかり理解して下さい。

 

ではモジュールってなんでしょう?

 

直訳すると”一塊の要素”となります。

 

ですが、建築では柱の間隔を示す規格と思って下さい。

 

 

日本では同じ畳でも地方によってサイズが異なります。

 

京間・中京間・江戸間など耳にしたことがあるかと思います。

 

今では部屋の大きさに合わせて、畳の寸法を調節します。

 

昔は畳の大きさが固定で柱の間隔を調整していました。

 

この名残で地方によってモジュールが違っていました。

 

現在は91cmか1mのどちらかに揃えられています。

 

それは、建築資材がこの二つのモジュールで作られているからです。

 

どちらかに合わせる方が、材料のロスが少なくなります。

 

また同じモジュールを使用した方が、ミスも少なくなります。

 

 

ちなみに、福井は94cmでした。

 

 

この章でそれぞれの違いを把握して、どちらのモジュールを使うか決めましょう。

 

1マスの寸法を45.5cmにするか50cmにするかの違いです。

 

※建築の図面はmm表示になりますので、今後の図はmm単位で表示していきます。

2.何に影響するの?

では、2つの違いがどこに現れるのかを説明します。

 

一番体感するのは廊下の幅です。

 

間取りを計画する際には、このモジュールに合わせて壁を書いていきます。

 

すると、次の図のような違いが出てきます。

 

施工会社によって柱の寸法や胴縁下地の有無がありますので誤差はあります。

 

約9cm程度の差があり、細長い廊下やトイレなどでは体感がかなり違います。

LDKなどの大きな部屋では余り困りません。

 

しかし、子供室などではこの差が重要になってきます。(下図参照)

 

 

一般的なベッド寸法は幅97cm・長さ2m程度です。

 

実際は、ヘッド部分によっても長さが変り、布団が覆いかぶさりますので10cm程大きくなります。

 

 

収納の扉が引き戸であればまだ良いですが、折れ戸だった場合はさらに困ったことになります。

尺モジュール(91cm)で不具合が生じることがあります。

 

それは、昔の日本人の体格を基準に考えられているモジュールだから。

 

そこに外国のサイズ文化が入り、さらに日本人の体格も大きくなったためと考えられます。

 

 

『ならメーターモジュール一択だ!』

 

と思いますが、収納部分を見ると奥行きが93cmもあります。

 

布団を畳んで収納するのであればこの奥行きでもOKです。

 

ですが、クローゼットとして利用するのであれば、奥行きは70cmもあれば十分です。

 

残りの23cmは無駄になってしまいます。

 

 

ベストなのは尺モジュールで収納奥行き部分のモジュールを70cm程度に変更する。

 

ですがこの様な問題は、あらゆる所で発生します。

 

なので、全てを把握・指示することは難しいです。

 

また、同じ間取りをそれぞれのモジュールで作成した場合、メーターモジュールの方が20%も大きくなり、その分施工金額も高くなる事にも注意が必要です。

3.お勧めはどっち?

断言するのは難しいです

 

 

ハウスメーカーさんに依頼するのであれば、メーターモジュールの方が不具合は少ないと思います。

 

建築士に依頼するのであれば黙っていても修正してくれますので、尺モジュールで良いです。

 

 

ハウスメーカーさんの持ち味はスピード化・単純化することによるコストパフォーマンスの良さ。

 

そのスタイルに細かい修正や指示を求めるとリスクが高くなります。

 

 

その代わりに価格が安くなっているのですから、そこら辺は割り切りましょう。

4.モジュールの合わせ方

どちらのモジュールにするかを決めたら、グリッドをそれに合わせましょう。

 

 

 

◆CADやアプリを使用する場合

 

 背景になるグリッドの寸法を設定して下さい。

 

 

5mm方眼紙を用いて作成する場合

 

 メーターモジュール 

 ⇒ そのまま5mm=500mmの1/100スケールで進めて下さい。

 

 尺モジュール 

 ⇒ 1マス5mm=455mmになります。

   1/91スケールになります。

   敷地を約1.1倍して記入します。

 

1/100だった5m=10マスが1/91の5m=11マスに変更になります。

 

面倒なのは敷地だけで、それさえ書いてしまえば特に面倒な事はありませんので頑張りましょう。

 

おさらいです。

 

現実の寸法を100で割って1.1倍するだけです。

 

10mの敷地を記入する場合は10m=10000mm÷100×1.1=110mmの長さで記入する。

 

簡単なのでやってみてください。

5.敷地を書く

ようやく間取りの作成です。

 

ゾーニングとは別の紙に敷地を書き直しましょう。

 

 

地図の場合は北を上にして書きますが、間取りの場合そこは気にせず。

 

紙に書きやすい向きで敷地を書きます。

 

 

敷地は正四角形ではありません。

 

まずはグリッド(方眼の線)と水平に書く境界線を一つ決めます。

 

どの境界線にするかはケースバイケースです。

 

判断できない時は一番長い境界線、または道路境界線にしておきましょう。

 

間取りが出来た後に修正する事も出来ます。

 

そこまで神経質になる必要はありません。

 

最終的にどの境界線もグリッドと水平にしない事もあります。

 

考え方的には『敷地に合わせて間取りを書く』ではなく『間取りに合わせて敷地を書く』です。

 

間取り作成中に敷地が邪魔になったら、敷地を回転したり移動させる事を覚えておいて下さい。


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