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【マドリ塾】07|壁と建具と窓の話

間仕切りの下準備が出来たので、壁の線に厚みを持たせて建具を配置し間取りを仕上げていきます。

 

ここで知っておかなければならないのが、壁の構造とその厚み、建具の種類と特徴です。

 

しっかり確認しておかないと

  • 暮らしてから家具が入らない
  • エアコンやTVを設置する場所がない

など後悔する事になります。

 

しっかりと学んでいきましょう。


目次


1.壁の構造と厚み

難しそうなタイトルですがそんな事はありません。

 

特殊な建物を建てる訳ではないので至って簡単です。

 

 

まず柱の大きさが2種類。

 

後はそれぞれに胴縁がアリかナシかしかないので、4パターンしかありません。

 

まずは構造ですが図のようになります。

 

一般の木造住宅の内壁は概ねこの構造になっています。

 

 

柱の太さは、多雪地域では120角。

 

それ以外では105角が多いです。

 

 

胴縁は必要なのか?

 

昔は木材の寸法が均一でなかったり、曲がりがありました。

 

その不陸を調整する為に必要でした。

 

また、壁の仕上げ材を細かく留める必要がある、継ぎ目に下地が欲しいなど、この様な場合も必要です。

 

ですが近年は、プレカットと集成材の登場で木材の寸法は均一で曲がり等もあまりありません。

 

胴縁を用いない施工会社も増えてきています。

 

施工会社が決まっている方は確認してみると良いでしょう。

 

そして、各々のパターンの壁厚は次のようになります。

『これ、間取りを書くだけなら知らなくても良いのでは』

 

と思ったあなた!・・・正解です。

 

 

間取りは1/100若しくは1/50で書きます。

 

ここまで細かい寸法は知らなくても問題ありません。

 

 

ですが、知っていれば提案された間取りでも、廊下やWCの内寸を計算して求める事が出来ます。

 

同じ間取りでもモジュールと壁の組み合わせで最大135mmも変わってきます

 

施工業者を決める上では重要な要素だと思います。

2.建具の種類と特徴

建具というのは、ドアや引き戸のことです。

 

材質や扉内部の構造などによっても色々な種類があります。

 

今回は間取りを書くために必要になる、形状による種類と各々の特徴を解説していきます。

 

まず大きく分けてドア・引き戸・収納戸の3種類になります。

2-1.室内建具

・室内ドア

お馴染みの形状ですね。

 

本来は遮音性に優れていて個人室の出入口としては定番でした。

 

最近は下枠が無くなり、換気の為にすき間が設けられ遮音性も乏しくなりました。

 

安価で省スペース(方眼紙2マスの910mm・1000mm)で設置できる事も特徴です。

 

ただし、開くためには前にスペースが必要です。

 

狭い場所では扉同士がぶつかったりする事も考えられます。

 

間取り図にはどちら側に開くのか、きちんと表示して下さい。


・室内引き戸(片引き戸)

最近主流になっているのが片引き戸です。

 

特徴は扉を壁に引き込めますので、常時開放しておくことが容易で近くの建具に干渉しない事が特徴です。

 

安価で有効開口が大きく使い勝手も良いため、高齢者にも人気の建具です。

 

ですが、遮音性は乏しく、設置するには方眼紙4マス(1820mm・2000mm)必要です。

 

またレール部分にホコリがたまり戸車を傷めやすいので、ペット等を飼われる方はこまめに掃除するようにしましょう。

 

レールのない吊り戸タイプもありますが、耐久性が低くなると考えて下さい。


・収納用建具

最後は収納用の建具で、折れ戸と引き戸の2タイプが主流です。

 

折れ戸は閉めた時に扉表面に段差がありません。

 

スッキリ見せることができ、構造上高さを高く出来るのが魅力です。

 

デメリットは利用時には手前に引くためスペースが必要になることですね。

 

逆に引き戸はスペースは必要ありません。

 

閉めた時に扉表面に段差ができ、高さを高くすると反るリスクが高くなります。

 

設置場所や利用状況を考えて選択すると良いでしょう。

折れ戸

幅は734mm~3376mmまで幅広く対応できる。

引き戸

幅は1644mmと2542mmが主流で種類によってはバリエーションも増える


間取りを作るにはとりあえずこの3種類をおさえておけば、問題はありません。

 

他にも『親子ドア』や『引き込み戸』など色々な形状や大きさの建具があります。

 

気になる方はネット等で検索して調べてみて下さい。

 

ただし、イレギュラーな建具は施工価格も高くなりますので注意しましょう。

 

次回からは各部屋ごとに壁を厚くして、建具を配置していきます。

 

建具を入れるスペースがなかったり、通路が取れなかったりと色々な事が浮き彫りになります。

 

詳細を詰めて間取りを完成させましょう。

2-2.窓(アルミサッシ)

最後に窓です。

 

外と中をガラスで仕切る、近年一番進化した要素です。

 

特に断熱性能と気密性が20年前とは比べるのが馬鹿らしくなる程進化しました。

 

(使い方は進化していませんが・・・※別の章で説明します。)

 

窓は大きく分けて、人の出入りを想定したテラス窓(掃き出し窓と言われるタイプ)とそれを想定しない装飾窓の2タイプがあります。

 

それぞれ主な種類と寸法を紹介しておきますので参考にして下さい。

図のように多種多用な形状があります。

 

ですが今は間取りの計画ですので深く考えずに、方眼紙1マス~8マスまで欲しい部分に記入して下さい。

 

ポイントは西面と東面(西日・朝日が直接当たる面)には大きな窓はあまり設けない。

 

南面(南の日射が入る面)には積極的に窓を設けることです。

 

ただし、大きな窓はその分熱損失も大きくなります。

 

施工費用にも反映しますのでしっかり考えて配置して下さい。

 

記入例も載せておきます。

もちろん、この他にも色々な種類の窓があります。

 

最近では、ガラスが5層になったクインティプルサッシ?なる物まで登場しました。

 

さぞ重いだろうと思いきやトリプルサッシより軽いという優れもの!

 

凄い進化のスピートですよねー。

 

どこに使うの?と思いますが、この取り組みが重要なんでしょう。

 

またアルミではなく木製のサッシもありますし、フルオーダーで作れるフロントサッシ(店舗・ビル用)もあります。

 

ですが、フロントサッシは高価で断熱性能が悪いので一般の方は紹介したホームサッシ(住宅用サッシ)がベストです。

 

気になる方は色々検索してみて下さい。


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