目次
1.玄関収納は必要?
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=616x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/i9958e922407d1ab9/version/1675656878/image.png)
そもそも玄関収納って何?
下足収納・シューズクローク・脇玄関など、どう違うの?
結論は皆同じです。
玄関周辺に備えられた収納部屋のことを指します。
正確にはそれぞれ違いますが、現代の住宅事情ではどれも同じ空間を示しています。
要するに靴以外も収納できる空間だと思って下さい。
なぜ必要?
靴のみを収納するのであれば下足箱の方が優れていると言えます。
下足箱は靴の大きさに合わせて作られているため、効率良く収納できます。
また扉があるため、臭いや見た目に対しても対処しやすい。
直接玄関に設置できるので、使いやすく効率も良い。
ですが、現代では物置きや小屋にあたる建物をつくることが無くなったため
利便性を兼ねて土足で利用する玄関周辺にあると便利ですよー
ということで普及しました。
逆に考えると、車庫や物置小屋を計画している場合は無くても良いと思います。
まずは、使い方や目的、収納物を検討してから必要かどうか判断しましょう。
2.使い方や目的を確認
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=613x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/ie97adbca76be27b0/version/1675656900/image.png)
何の為に使うのか、その目的を明確にしましょう。
例えば・・・
- 靴が多く玄関に収納しきれない
- ベビーカーや部活の道具、趣味用品をしまう
- 貰った野菜・米を置きたい
- 灯油やタイヤを置く
- ゴミの仮置き場として
などです
3.収納量を把握する
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=616x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/ic8c237dadf4545d3/version/1675656925/image.png)
使い方がまとまったら、その量を想定しましょう。
靴の寸法は図にしておきます。
具体的にそれぞれ棚を何段にして幅がどの位必要か書き出して下さい。
靴以外の物もネット等で調べたり、計測して正しく把握して下さい。
冷凍庫や米びつは電源が必要です忘れずメモして下さい。
収納スペースをつくるにも費用がかかります。
無駄な空間はモッタイナイので、ボリュームが多い場合は整理して減らすことも検討して下さい。
※靴は男性6~8足、女性は15足~20足と言われますが、惑わされずにご自分の靴を数えて下さい。
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4.具体的に書きだす
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=487x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/iebb53805ada3e844/version/1675656951/image.png)
各々の量を把握したら、どのくらいのスペース必要か書き出します。
書き方は図を参考にして下さい。
間取りを書くので、上から見た大きさです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1070x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/ie7da04b32404b858/version/1674194655/image.png)
5.整理する
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=620x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/id7148f790ace3128/version/1675657320/image.png)
実際にどの組み合わせで収納するか。
棚の奥行き、幅を整理します。
図を参考にして計画して下さい。
最終的に棚のスペースが分かれば良いです。
図のような結果であれば、
- 奥行き350の棚が2000
- 奥行き750の棚が2000
この二種類が必要だということが分かればOKです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1069x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/ibb6bfb3519e2b782/version/1674195397/image.png)
6.スタイル
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=478x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/i9103f34b47e4c3cf/version/1675657010/image.png)
これで使い方・目的・必要なスペースが把握出来ました。
次はどんなスタイルのが良いのか検討します。
よく見かけるスタイルは図の4つですね
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=519x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/i383a2d1fdde0a1d4/version/1675658545/image.png)
外物置きタイプ
灯油やタイヤ、趣味の道具など玄関から土間続きで入れる。
床が汚れや水に強いので、外物置き色の強いタイプ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=519x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/ia6e1e3db09dff5d7/version/1675658575/image.png)
ファミリー玄関タイプ
家族用に玄関を分けるタイプ
来客用として何時でも玄関をキレイに演出できます。
家族の協力が必要
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=519x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/iec4ff27d12284a8d/version/1675658610/image.png)
内部収納タイプ
室内で利用する物を多く収納するタイプ
納戸代わりにも使えて、他の部屋へのアクセスも容易です。
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カウンタータイプ
玄関を広く見せて、カウンタータイプの収納。
家族の靴を隠す。
どのスタイルがあなたの暮らしにピッタリか検討して下さい。
この例にこだわらず、アナタらしい使い方で新しいスタイルを考案してもOKです。
暮らしに最適なスタイルを模索して下さい。
7.大きさの検討
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=604x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/i9bb2f82368cad010/version/1675657044/image.png)
ここまで来たら簡単ですよね。
スタイルを決めて、必要な大きさを取って下さい。
大きい方が安心ですが、余分にあっても使わない物がたまるだけです。
費用対効果を考えて整理整頓、適切な大きさにして下さい。
また間取りが上手く収まらない時は、収納量を減らして、大きさを見直す事も忘れずに!
8.配置のポイント
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=595x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/i95a20d1b3b583349/version/1675657078/image.png)
収納は窓の必要もなく、居室ではないので外界とのクッションにピッタリです。
その特徴を利用して暮らしが快適になるよう上手に配置して下さい。
また他の部屋へもアクセスさせる事で暮らしの幅が広がります。
しっかり意識してワクワクする間取りを計画しましょう。
ただし、理想と現実をしっかり判断する事も重要です。
例えば、家族用の入り口を別にしても使わなければ台無しです。
家族の意見を聞いたり、子供の行動を予測してます。
あなたの暮らしに適したスタイルにして下さい。
9.その他の可能性
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=606x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/ibda3cf6915c42e92/version/1675657102/image.png)
収納という考えにとらわれず自由に使う。
例えば、土間の多目的スペースとして
- 収納兼、道具の整備・趣味の空間として利用
- 植物を育てたり、薪ストーブを置いてくつろぐ
そんな暮らしも素敵です。
使い方はあなた次第、色々想像して下さい。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1070x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/ibfde83f6546e9c10/version/1674262187/image.png)
10.間取りにする
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=594x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/ic27fb6901d540d9f/version/1675657120/image.png)
考えがまとまったら形にします。
例題の使い方・目的は
- 食品庫を兼ねる
- 勝手口からも利用できる
- 玄関と土間で繋げて利便性を高める
以上、これらを想定しています。
それに加えて、道路面に配置して社会環境のクッションにする役割も与えました。
仕上前
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1070x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/iaf2318a9b7ef1337/version/1674262612/image.png)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=105x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/ib5f21e4a90afe883/version/1675648723/image.png)
仕上後
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1070x10000:format=png/path/s27af71b972215d45/image/i39710676a7b6974a/version/1674262632/image.png)